パソコンで数値計算

パソコンで数値計算

数値計算とは

数値計算とは、手計算やコンピューターを使って数値的に数学や物理の問題を解く分野です。理系の大学では特に数学学科、物理学科では必修科目となることが多く、多くは家庭用向けパソコンを用いて勉強します。大学のパソコンでは既に数値計算を学ぶための環境が用意されている場合が多いですが、もちろん自宅のパソコンでも数値計算が学ぶ事ができます。そのためにはプログラムソースを書くためのエディタ、プログラムソースをパソコンで動かすために必要なコンパイラー等が必要です。

エディタ

プログラムソースの編集に必要なエディタですが、Windows付属アプリケーションのメモ帳でも使うことが可能です。専用のエディタがあるとグッと編集作業が楽になり効率的なるので、できれば専用エディタを用意したいです。

今では、無料で使えるエディタソフトが豊富に存在し、インターネットで「C言語 エディタ」等と検索すれば、様々なフリーソフトが見つかるはずです。

コンパイラー

プログラムソースを書いても人間は読めますが、パソコン、すなわち機械は読むことができません。よって機械が読めるように翻訳する必要があります。そのために必要なのがコンパイラーです。コンパイラーはWindowsに初期搭載されていないので自分で用意する必要があります。

コンパイラーには、有料のものがありますが、少なくとも大学レベルの数値計算に使う程度であれば、無料のものでも十分過ぎるほどです。インターネットで「C言語 コンパイラ」等と検索すれば、様々なコンパイラが見つかるはずですので、自分に合った使いやすいコンパイラを選びましょう。

プログラミング参考書

数値計算を行う際は、使用するプログラミング言語の知識が必要です。当サイトではC言語を使用していますが、C言語を学ぶ際は今は詳しく解説されているウェブサイトもありますので、インターネットで検索しそこで調べれば十分な知識が得られるでしょう。しかし、やはり1冊程度はC言語の参考書を持っておきたいです。

自分に合う参考書は、人それぞれなので特におすすめなのはありませんが、私は

・独習C ハーバード・シルト 著 トップスタジオ 訳 柏原正三 監修 SE SHOEISHA

を使いC言語を学びました。分厚い参考書で読みすすめていくのも結構ハードですが、大学レベルの数値計算で用いるC言語の知識はこの1冊があれば十分だと思います。この本と比べると、C言語の内容がもっとコンパクトにわかりやすく整理された本もありますので、本屋でいろいろ手にとって実際に少し読み比べてみてから購入することがおすすめです。
2009/04/19 更新